どうもこんにちは。
Campfire Audio ANDROMEDAを愛する男のかわっく(@kawaclog)です。
ANDROMEDAのケーブルをバランス接続するためにリケーブルしました。
初めてのバランス接続+リケーブルにテンションが上がっています。
購入したケーブルはALO Audio Smoky Litz Cable(4.4mm)。
付属ケーブルと同じものですが、バランス接続の効果も含めてレビューします。
DX160はバランス接続可能
今までは3.5mmのアンバランス接続で音楽を聴いていましたが、新しく購入したiBasso Audio DX160では4,4mm端子があります。
正直アンバランスでも充分音がいいのですが、やっぱり体験してみたいですよね。
前から憧れていたんですよバランス接続。
ちなみにスマホや一般的なDAPのイヤホン端子は3.5mm(アンバランス接続)です。
コスパ最強で有名なiBasso Audio DX160を購入しました。 そこまで買い急ぐ必要はなかったのですけどつい・・・。 ちなみに20時間も再生していない中古品を買いました。 今回は着弾したDX160について主観的にレビューし[…]
アンバランス接続の課題
一般的なアンバランス接続とバランス接続は何が違うのかわからない方もいると思うので簡単に説明します。
ステレオの音源はL側とR側の信号を分けて送り出します。そしてその信号を戻す過程があるのですが、その過程で1本の通り道をLとRが一緒に帰ってくるのがアンバランス接続です。
お察しのいい方はお気づきかもしれないですが、これではLとRの信号が混ざってしまう恐れがあります。
その混ざってしまう現象を「クロストーク」といいます。このクロストークが起こってしまうとノイズが乗ってしまったり上述のように信号が混ざってしまったりと問題が出てきます。
要するにアンバランス接続だと信号がごっちゃになることで、ノイズが乗ってしまうようです。
バランス接続とは?
LとRの信号をそれぞれ送り出し、帰りも別々で帰ってきます。これが重要な差で、これをすることにより「クロストーク」が起こりにくくなります。
左右の分離間が向上し、より鮮明で繊細なサウンドを楽しむことができるようになるのです。
上の文章を読む限りだと「なるほど、バランス接続は戻りの信号が分離することで音が良くなるのか」となるのですが、必ずしもそうとは限りません。
リンク先にはこうも書かれています。
イヤホン、ヘッドホンの機種や、楽曲、プレイヤーそれぞれの相性で総合的にアンバランスのほうが好きな音になることは大いにあります。
なので「バランス接続が一番いい!」にはならないように注意していただきたいところ。
バランス接続 = アンバランス接続より上というわけでもないらしく、結局のところ相性と好みに左右されるので聴いてみないことには始まりません。
バランス接続で曲を聴くには、対応しているDAPとバランス接続用の端子に合ったケーブルが必要です。バランス接続用の端子には2種類存在し、2.5mmと4.4mmがあります。DX160は4.4mmの端子でした。
購入したケーブル
バランス接続ができるケーブルを何にしようかずーっと悩んでいました。
選ぶ楽しさもリケーブルの醍醐味ですよね。
ANDROMEDA用に以下の記事でまとめています。
昨年手に入れた高級イヤホンのCampfore Audio ANDROMEDA。 バランス接続用にリケーブルしたいので、色々検討してみました。 ただ、気軽に試聴できる環境にいないため、あくまでネットやSNSの口コミから各ケーブルの[…]
NOBUNAGA Labs 澪標と最後まで悩んでいましたが、結局購入したのはこれ!
ALO Audio Smoky Litz Cable(4.4mm)
THE 安牌のケーブルで申し訳ないです。
なぜこの製品にしたか
理由は2つ
- バランス接続による音の変化を知りたかった
- 最適化されたALO Audioのケーブルを信用している
バランス接続による音の変化を知りたかった
付属のケーブル(アンバランス接続)からいきなりバランス接続できる高いケーブルを買うと、「バランス接続による変化」なのか、「ケーブルによる変化」なのかわからなくなってしまうと考えました。
今までアンバランス接続で音楽を楽しんできた身としては、バランス接続にするだけでも大きな変化となるはず。
ということで、まずはバランス接続による音の変化を実感したかったので、付属ケーブルの4.4mmを買ったというわけです。
最適化されたALO Audioのケーブルを信用している
Campfire Audioは各イヤホンにとって最適な音となるよう付属されるケーブルが異なります。
ALO Audio Smoky Litz Cableが付属 = ベストなケーブル = バランス接続してもベストだろう
という安易な考えです。
10万円以上するイヤホンに付属しているわけですし、ケーブルもマッチするものを選んでいるでしょう。
つまり、下手に別メーカーのケーブルに手を出さず、付属品をそのままバランス接続にする形でステップアップした方が音のバランスを崩さないと判断しました。
ANDROMEDA特有のキラキラ感を維持したまま、リケーブルするのであれば付属のSmoky Litzだと安心感があります。
試聴して購入するのがベストなんでしょうけど、いかんせん気軽に聴きに行けないので・・・。
(福岡のヨドバシカメラにもSmoky Litz Cableは見当たりませんでした)
外観
外箱。
箱に入っているだけで高いケーブルを彷彿とさせます。
箱を空けるとシンプルなんですけどね。
「え、これだけ?」って思いました笑
箱に入っている分、中身のスカスカ具合に拍子抜けしてしまいますが、ケーブルはしっかりとメッシュケースに入っています。
Campfire Audioのロゴが入ったメッシュポーチは買った人だけの特権ですね。
大きさもちょうどよく、ケーブルを入れるのにぴったりです。
4.4mmはプラグが太いです。
4本の導体にエナメル加工がされていて、素材は銀メッキ銅導。
医療にも使用されているグレードのPVCジャケットが使用されており、柔軟性や耐久性、耐酸化性を兼ね備えています。
ベリリウム銅で加工されたカスタマイズドMMCX端子。通常のMMCX端子よりも強度が高いため、ケーブル自体の寿命も長くなっています。
また、耳をひっかける部分にワイヤーが入っていないのも特徴。これは熱を加えて加工したもので、軽量化にも尽力しています。
ケーブルスライダーはシンプルなもの。
はめ込んでおけば遊ばずに固定される仕様。
金色の光沢が眩しい4.4mmプラグ。
3.5mmのケーブルと比較。
当たり前ですがケーブルの太さは同じです。
DX160に挿してみました。
いやー、映えますね。
音質について
すごい!!!!
高音が引き締まったことで透明度が増し、キレのあるサウンドに変化しています。
解像感もアンバランス接続に比べて、クッキリ聴こえるようになりキレのある音になりました。
音域のバランスはそのままに、全体的にヴェールが1枚取れた印象。
音場も明らかに広くなりましたね。
バランス接続の変化を楽しむのに持ってこいです。
まとめるとバランス接続することで向上した(と感じた)部分は「解像度」と「音場」です。
まとめ
バランス接続の感動が忘れられません。
ANDROMEDAのステップアップとして充分すぎるケーブルでした。
他のイヤホンでも試してみたいですね。