今まで完全分離型のワイヤレスイヤホンってものを毛嫌いしていました。
理由はバッテリーの持ち時間が短いというシンプルなもの。
ところが調べてみたところ連続再生時間がだいぶ改善されているではありませんか。
技術の進歩スゲー。
中でも最近頭角を現し始めた国産メーカーAVIOTの評判が良さそうなので購入してみました。
購入したのはSNSでバズリ品切れ続きになっていたピヤホンことTE-BD21f-pnk。
こちらについてレビューしたいと思います。
AVIOT TE-BD21fとは?
世界初ハイブリッド・トリプルドライバーを搭載したワイヤレスイヤホンです。
ドライバーってのは音を鳴らす機構のことで、通常のイヤホンには1基しか入っていません。
ところがこのイヤホンには3基(ダイナミック型ドライバー1基、バランスド・アマチュア型ドライバー2基)入っています。
有線の高級イヤホンであれば普通なのですが、ワイヤレスイヤホンとしては世界初のようで従来のワイヤレスイヤホンとは一線を画すそうです。
TE-BD21f-pnkとは?
凛として時雨のピエール中野さんがTE-BD21fに特別なチューニングを行ったモデルです。
pnkはピエール中野さんのことですね。
SNSで有名になり、品切れ状態が続いていたイヤホンです。
私も2019年の8月に予約してようやく手元に届きました。
商品情報
駆動方式 | ダイナミック型及びバランスドアマチュア型ドライバーによるハイブリッドタイプ |
---|---|
ドライバー | ダイナミック型×1基 バランスドアマチュア型×2基 |
SoC | Qualcomm QCC3020 |
最大再生時間 | 7時間 |
充電時間 | 約2時間 |
充電端子 | USB Type C |
防水性能 | IPX5 |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
Bluetooth version | 5.0 |
開封
箱が銀色で非常に目立ちます。
開けるとこんな感じ
pecial Editionの文字が眩しいですね。
金色に輝くピヤホンがようやく我が家に!
3ヶ月という期間は長かったなぁ。
入っているものは以下
- 本体
- USB Type Cケーブル
- 標準イヤーピース(S/M/L 各サイズ1ペア)
- SpinFit CP355(SS/S/M 各サイズ1ペア)
- EVAセミハードケース
- クリーニングクロス
- シリコンストラップ
- ユーザーマニュアル
- 製品保証カード
全部出してみました。
製品保証カードはグリーンカラー。
開けたらちゃっちゃと製品登録してしまいましょう。
こちらはユーザーマニュアル。
PDF版はこちらからダウンロード可能です。
こちらは標準イヤーピース。
S/M/Lの3サイズ揃っています。
嵌める部分が潰れた形状をしているのでこの機種のみに対応したイヤーピースなのでしょうか?
SpinFit CP355です。
最初は普通のイヤーピースを使うことにしています。
というかもったいなくて使えない・・・笑
USB Type Cケーブルとシリコンストラップです。
シリコンストラップをつけるとこんな感じ。
付属のケーブルをイヤホンに装着すると首に引っ掛けて、落下を防ぐことができます。
完全ワイヤレスは落としそうで怖いという方はまずシリコンストラップを使ってみるというのもありでしょう。
クリーニングクロスはAVIOTのロゴ入り。
EVAセミハードケース。
ピエール中野さんとAVIOTのコラボであることがひと目でわかります。
こちらはイヤホンを充電するケース。
黒の外観が美しい。
ピエール中野さんのロゴもかわいいですね。
USB Type Cの接続場所はここ。
EVAセミハードケースに入れてみました。
使用感
手のひらサイズ。
AVIOTのイヤホンは結構大きい印象でしたが、本機は小さめです。
左右でロゴが違うのでパッと見で判別しやすいのは嬉しいポイント。
ボイスアナウンスは花澤香菜さん
AVIOTはボイスアナウンスに声優さんを使っていることで有名。
本機は花澤香菜さんが採用されています。
人気の声優さんですね。
ピエール中野さんが所属するバンド凛として時雨がTVアニメ PSYCHO-PASS サイコパスの主題歌を歌っているということもありそのつながりですね。
花澤香菜さんはアニメでは女性主人公の常守朱監視官を演じていました。
萌え系の声色も特徴的な花澤さんですが、ボイスアナウンスの声はキリっとしたクールビューティ系の声となっています。
完全に常森監視官の声です。
ケースに入れて電源オン、収納すると電源オフ
AVIOTのイヤホンは電源オンのままケースに入れても自動で電源はオフになりません。
満充電になって初めて電源がオフになるそうです。
ただしこのイヤホンはケースに収納すると自動で電源がオフになるので便利です。
音質について
1か月ほど鳴らした後で音質のレビューをしたかったのですが、その前に故障してしまいました・・・(後述)。
したがって今回使い初めに感じた音質を記載します。
所感ですが一般的なワイヤレスイヤホンよりも、中高音と低音のバランスが取れている機種です。さすがAVIOTのフラッグシップ機。飽和しすぎない情報量で聴きやすく、ワイヤレスとしては充分かと思います。
一方で普段有線イヤホンをしている方が聴くと、物足りなさを感じるかもしれません。 「音質が悪い」という厳しめのレビューはそういった人たちも一部含まれると思った方がいいでしょう。
普通に、といっては失礼かもしれませんが、音質は本当にいいと思います。 ピエール中野さんのチューニングもあって、楽しく音楽を聴けるように作られていると思いました。
向いているジャンルはロックやポップス向けですね。 低音域のバスドラムやスネアドラムのタイトな鳴り方が個人的に好きです。
中高域もしっかり出ていて刺さるような「シャリ感」もなく、全体的に聴き疲れしないサウンドになっていると思います。
某雑誌に書いてあったのですが、このイヤホンは音量を上げたときに音質の良さがわかるようになっているとのこと。小さめの音量で聴いていた当初は「普通の音質だな」くらいの感想でしたが、実際に音量を上げてみると音の良さに驚きました。
完全ワイヤレスイヤホンでこのクオリティは正直驚きましたね。
気になるところ
- ケースに傷がついたら目立ちそう
- 壊れやすい!!(後述します)
今の所この2点。
傷がつきそうかとヒヤヒヤするくらいならEVAケースにしまって大事に持ち運びましょう。
もう1つの壊れやすい点に関しては改善してほしい。
まさか1ヶ月も経たずにイヤホンがダメになるとは思わなかった・・・。
イヤホン選びにはこの本が役に立った
PREMIUM HEADPHONE GUIDE プレミアムヘッドホンガイド Vol.13
本機も紹介されていましたよ!
何でこんなに売れたのか
予約してようやく買えたこのイヤホン。
なぜこんなに売れたのか不思議でしたが、少しだけ考えてみました。
結論から言うと様々なファン層がこぞって買った。
これにつきます。
軽く思いつくだけでもこれだけの層が存在します。
・凛として時雨(ピエール中野)ファン
・花澤香菜ファン
・ PSYCHO-PASS サイコパスファン
たぶん本機を買った人はこのどれかに属するはず。
価格帯的にも決して安い部類とは言えないイヤホン。
何かしらフックするものがあって買ったのだと考えられます。
単純にトリプルドライバーのワイヤレスイヤホンが欲しいって方はTE-BD21fを買えばいいわけですし。
2019/11/27 壊れました!!!
朝の通勤時に聴いて、帰りに使おうとしたら左側のイヤホンの電源が入らない・・・。
手動での電源ボタンを押しても反応がなく、そもそも充電もされません。
ただいまカスタマーサポートに連絡中。
(製品登録しておいてよかった)
2019/12/5 カスタマーサポートから連絡がきました
詳しくはこちらに記載しています。
前回の記事で紹介したAVIOTのピヤホンことTE-BD21f-pnkが壊れました。 やってみたことをまとめたので同じ境遇の方は見てみてください。 壊れたイヤホン こちらで紹介したTE-BD21f-pnkです。 小さいのに音が良かった[…]
ピヤホンが気に入った方へ
ピエール中野さんがチューニングしたこのイヤホンの音がいいなと感じた方はこちらも試してみてください。
ワイヤレスイヤホンを探していたら、有線イヤホンの沼にも落ちていました。 今回は中高音が素晴らしい、Campfire Audioの高級イヤホンANDROMEDAについてのレビュー記事です。 とにかくキラッキラな音作りがとても気持ち[…]
メチャメチャ高いイヤホンですが、ピエール中野さんも感動したイヤホンです。
私も初めて聴いたとき震えました。
まとめ
フラッグシップモデルとだけあって音質は言わずもがな。
充電持ち、防水機能、対応コーデックも必要十分な機能を備えておりワイヤレスイヤホンの音質がここまで進化しているとは思いませんでした。
本当は2週間ほど使ってみてレビューをしたかったのですが、壊れてしまったので修理に出してから内容をアップデートしたいと思います。
修理or交換になるでしょうし、別のイヤホンを準備せねば・・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!